2014.11.27
酸化とはサビという意味です。
人間の体にはエネルギーを作り、体の外からの異物の攻撃や不要な細胞の処理、細胞情報の伝達のために必要な活性酸素というものが作られています。
この活性酸素が働く酸化損傷力と体が酸化(さび)を防ぐ力(抗酸化力)の差を酸化ストレスと呼んでいます。
この抗酸化ストレスが体の抗酸化力を上回った時、余分な活性酸素が生じ、これらが体の構造や機能を担っている脂質、蛋白質・酵素や、遺伝情報を担う遺伝子DNAを酸化し損傷を与え、生体の構造や機能を乱し、病気を引き起こし、老化が早まり、癌や、生活習慣病になりやすくなります。
認知症の発症にも深く関与していると言われています。
当院ではこの酸化ストレスと抗酸化力を血液検査から測定し数値化する事で、現在の体の状態を評価して、生活指導、
食事や運動、必要に応じてサプリメントによる改善などの指導を行います。