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血液サラサラの薬

2015.07.20

 

梅雨も明け、いよいよ夏本番となりました。

 

脳外科のクリニックには脳梗塞の予防の為に血液サラサラの薬を服薬されている方が沢山受診されます。

暑くなると熱中症の方も増えてきて、脳梗塞のリスクも高くなります。

小まめな水分補給をいつもお願いしています。

 

そこで、いつも問題となるのが、血液サラサラの薬を飲んでいる人は納豆を食べてはいけないという話しです。

 

ちょっとめんどくさい話しですが、脳梗塞の原因には大きく2つあります。

 

ひとつ目は高血圧や高脂血症、糖尿病や喫煙が原因となり動脈硬化が進行して発症する脳血栓症と言われる病態です。

 

これは脳の深いところを栄養している小さな動脈に動脈硬化が起こり、そこに血小板という血液を固める血液の成分が集まり固まる事で、血管を閉塞して起こる病態です。

これには血小板の働きを弱める抗血小板剤(アスピリン、プラビックス、パナルジン、プレタール)を使用します。

これらの薬には納豆は関係ないのです。

 

二つ目は心臓の病気が原因で、心臓の中で血液が固まり、これが流れて脳の血管を閉塞する脳塞栓症という病態です。

 

心房細動や心筋症、心筋梗塞や慢性心不全、弁膜症などの心臓の病気が原因で、心臓の中に血の塊が出来るのですが、これは一つ目にお話した血小板が固まるのではなく、フィブリンという物質が主な成分の血の塊です。

なので血小板の働きを抑える薬ではなく、血液が固まりにくくする抗凝固薬と言う薬を使用します。代表的なお薬がワーファリンという薬です。

 

この薬の作用にビタミンKというビタミンが関与していてビタミンKはワーファリンの働きを弱めてしまうのです。

納豆にはこのビタミンKが多く含まれているのでワーファリンを服薬している方は納豆は食べないよう指導されているのです。

 

最近はワーファリンよりも副作用がすくなく、納豆の影響を受けない新しい薬が開発され、実際に使用し始められています。

ワーファリンよりも効果発現が早いので、すぐに効くのですが、服薬を忘れると、効果がなくなるのも早いという欠点がります。

 

薬を飲み忘れる事の多い方を除けば、この新しい薬(NOAC)が出血などの副反応も少なく有効だと思われます。

 

脳梗塞の予防でお薬を服薬中の方は、これからの時期、小まめな水分補給とともに、ご自分がどちらの作用の薬を飲んでいるのか、主治医の先生に聞いたりされて確認してみてはどうでしょうか。