2015.01.19
みなさんの中にいびきを良くかく方、日中も眠気がある方はおられませんか?
ご家族でいびきが激しかったり、急に呼吸が止まってしまう方はどうでしょう。
以前からバスの運転手の方の居眠りの原因で注目された病気「睡眠時無呼吸症候群:SAS」という病気があります。
この病気は肥満や骨格などの形態が原因による気道を閉塞して起こる閉塞性睡眠呼吸障害と心臓などに病気がある事が原因となり起こる中枢性睡眠呼吸障害に大きく分けられます。
この病気でもっとも怖いのは昼間に寝むけがある事ではなくその合併症です。
代表的な合併症は
1)糖尿病:1.5倍せ
2)高血圧症:2倍
3)虚血性心疾患:3倍
4)脳血管疾患:4倍
5)交通事故の発生率:7倍
以上のように驚くほどの全身疾患の合併が多くなります。
先日、テレビでは寝たまま突然死の事も話題になっていました。
なかよしクリニックでも睡眠時無呼吸症候群の検査が可能です。
患者さんの中には2分以上も無呼吸が続いたり、1時間あたりの無呼吸やいびきなどによる低呼吸の頻度が40回を超える方もおられます。
いびきがやかましくてこまっています、ではなく睡眠中に体が大変な状態で寝ている可能性があるという事です。
検査は簡単で、クリニックでお貸しする小さい機械を鼻と指に付けて一晩寝ていただくだけです。
お心当たりの方はぜひ早めの検査をお勧めいたします。
クリニックのスタッフへ一声かけていただくだけで結構です。