2015.09.13
今日は近隣の外科系当番日です。
天気は晴れ、昼過ぎからはちょっと下り坂の予報です。
今日はスタッフ一同ゆっくりリラックスして勤務が出来るようはじめての香りです。
「ヒノキ」です。
待合室
日本人にはなじみ深い、ヒノキの精油です。
さわやかな木の香りが気持ちをゆったりとリラックスさせて、リフレッシュしてくれるほか、古くから強い防虫効果が知られています。
男性やお年寄りにも抵抗なく受け入れられる香りです。肌の活性化を促すといわれて注目を集めるヒノキチオールという成分は、台湾産のタイワンヒノキや青森ヒパには含まれていますが、日本産のヒノキには含まれていないので、この作用を期待して精油を選ぶ場合は、注意が必要です。
日本では古くから寺社の建材に用いられてきました。現存する世界最古の木造建築である法隆寺にも、ヒノキがもっとも多く使われています。現在では高級建材のイメージが強く、ヒノキ風呂といえば贅沢なお風呂の代名詞です。
リラックス作用が強く、安眠を誘い、いびきを抑えるともいわれています。
今日はゆっくりとした気持ちで急患の方への準備をしておきたいものです。
診察室
診察室は定番のティートゥリーに昨日に引き続きゼラニウムとのブレンドです。
ティートゥリーのエッセンシャルオイルは、清潔感あふれるクールな香りで、様々な用途に役立ってくれます。
アロマセラピーにおいては、ラベンダーと並んで最も良く使われる極めて重要なエッセンシャルオイルです。エッセンシャルオイルの原料となるティートゥリーの葉は、優れた特性を持つことから、原産地、オーストラリアの原住民、アボリジニに古くから利用されてきたことでも有名です。
ゼラニウムは、ほのかに甘く少しローズに似た芳香の中に、ミントのような香りを含んでいるのが特徴です。「ローズゼラニウム」の別名を持ち、ゲラニオールなどローズと共通の成分を含んでいます。香りもローズに似ていると良く言われますが、実際の香りはそれほど似ているというわけではありません(ローズ・オットーにはやや似ていますが、ローズ・アブソリュートとはかなり離れた香りです)。
ですが、ゼラニウムはその香りと働きの両面において、ローズと同様に、女性を魅了し、女性に役立つ特性を多く持つエッセンシャルオイルです。香りの好き嫌いについても、男女間で大きく分かれる傾向にあります。
ゼラニウムは、女性が気分が落ち込んだり、イライラした場合に最初に試してみる価値があるエッセンシャルオイルと言えます。ゼラニウムには不安定な気持ちや気分の落ち込みを和らげ、心を明るく高揚させる働きがあると言われており、バランスを回復して穏やかな気持ちを蘇らせてくれます。ゼラニウムは、更年の女性や周期的に香りの支えが欲しくなる女性には、心強い味方になってくれる香りです。
過去の嫌な思い出に取り付かれて不安定になっている時や、感情の起伏が激しいときにも同様に助けになってくれるエッセンシャルオイルです。
久しぶり、外科系休日当番日です。
クリニックの裏のプランターには遅咲きのひまわりと1年越しの蘭が花を咲かせました。
地域の方が安心して休日を過ごしていただけるよう、今日一日みんなでがんばります。