2015.05.11
連休明けの週も終わり、いよいよ新しい週の始まりです。
福岡新宮町の朝はちょっぴりひんやりした晴天です。
たぶん日中はあつくなってくるのでしょう。
夕方からは台風の影響で雨かもしれないので、お洗濯は早めがいいみたいです。
連休明けの気分を吹き飛ばし、新しい気分で今週一週間をすごせるよう、たぶんはじめてのブレンドです。
定番ラベンダーとローズマリーカンファーのコラボです。
やさしいラベンダーの香りの中にローズマリーの中でも嗅覚から脳へもどんどん刺激を与えるカンファーとのコラボです。
月曜日のアロマにぴったりではないでしょうか。
待合室
ラベンダー(フランス産)は「万能精油」とも呼ばれる程に用途が広い上、作用が穏やかで、お子様に対しても安心して使用できる優れた精油です。心地よい穏やかなフローラルの香りは、緊張や不安感を解して、気分をゆったりと落ち着かせてくれます。
ラベンダーは地中海地方が原産とされるシソ科のハーブで、主要成分は酢酸リナリル、リナロールなどです。
以前もお話したようにローズマリーは、その産地によりカンファー、シネオール、ベルベノンの3タイプに分かれそれぞれに特徴があります。
その中でカンファーは認知症の方の記憶障害の改善に有効だと言われているのです。
人に記憶は脳の側頭葉の内側にある「海馬」で司るといわれており、ここが中心的に侵される病気がアルツハイマー病です。
実は「海馬」は嗅覚を司る嗅神経に直結しているのです。
嗅神経には高い差異性能力があり、嗅神経を刺激ことで、海馬の働きが回復させる可能性があるのです。
カンファーはその中でもツンと染み渡る香りが脳を刺激し交感神経を興奮させて脳の血流を改善させると言われています。
血流の改善と海馬への嗅神経を介しての海馬への直接の働きかけを今日は待合室で実感してみてください。
診察室
診察室は定番のティートゥリーに昨日に引き続きゼラニウムとのブレンドです。
ティートゥリーのエッセンシャルオイルは、清潔感あふれるクールな香りで、様々な用途に役立ってくれます。
アロマセラピーにおいては、ラベンダーと並んで最も良く使われる極めて重要なエッセンシャルオイルです。エッセンシャルオイルの原料となるティートゥリーの葉は、優れた特性を持つことから、原産地、オーストラリアの原住民、アボリジニに古くから利用されてきたことでも有名です。
ゼラニウムは、ほのかに甘く少しローズに似た芳香の中に、ミントのような香りを含んでいるのが特徴です。「ローズゼラニウム」の別名を持ち、ゲラニオールなどローズと共通の成分を含んでいます。香りもローズに似ていると良く言われますが、実際の香りはそれほど似ているというわけではありません(ローズ・オットーにはやや似ていますが、ローズ・アブソリュートとはかなり離れた香りです)。
ですが、ゼラニウムはその香りと働きの両面において、ローズと同様に、女性を魅了し、女性に役立つ特性を多く持つエッセンシャルオイルです。香りの好き嫌いについても、男女間で大きく分かれる傾向にあります。
ゼラニウムは、女性が気分が落ち込んだり、イライラした場合に最初に試してみる価値があるエッセンシャルオイルと言えます。ゼラニウムには不安定な気持ちや気分の落ち込みを和らげ、心を明るく高揚させる働きがあると言われており、バランスを回復して穏やかな気持ちを蘇らせてくれます。ゼラニウムは、更年の女性や周期的に香りの支えが欲しくなる女性には、心強い味方になってくれる香りです。
過去の嫌な思い出に取り付かれて不安定になっている時や、感情の起伏が激しいときにも同様に助けになってくれるエッセンシャルオイルです。
連休の疲れが抜けきれず、なかなか調子が出ない方もローズマリーカンファーの爽やかな香りで、
リフレッシュして今週の良いスタートを切っていただければと思います。