2015.04.07
先週末の福岡の天気は下り坂と予報が出ていました。
今朝、福岡新宮町はかなり激しい雨の朝です。
花粉やPM2.5の飛来は比較的穏やかではないでしょう。
昨日のPM2.5の影響で気分がどんよりしないように、ベルガモットとフランキンセンスのブレンドです。
今日は若干フランキンセンスのミント系の香りを強調させています。
待合室で楽しんでみて下さい。
待合室
ベルガモットは気分が落ち込んでいるときに、助けになってくれるエッセンシャルオイルです。
心を明るくしてくれる香りとしては、数あるエッセンシャルオイル(精油)の中でも際立って人気があり、最初に試すべきものの1つと言って良いと思います。
心地よく爽やかで、なお且つ優しいベルガモットの香りは、落ち込んだ気分を高揚させ、明るさを与えてくれます。
気分を高揚させる一方で、同時にベルガモットには、心をゆったりと落ち着けてくれる働きもあります。
ベルガモットは落ち込んだ気分を「高揚」させますが、「刺激」するわけではありません。基本的にリラックス系のエッセンシャルオイルです。このため、不安や緊張、怒りに苛まれているときの寝室の香りとしても使うことができます。
フランキンセンスの香りを深く吸い込むと、心を深く落ち着けることができます。
昨日はなかなか心地よいブレンドだと思い、今日はちょっとアレンジしています。
診察室
診察室は定番のティートゥリーにこれまでインフルエンザの予防効果があるもみをブレンドしてきました。
新年度を迎え、インフルエンザの時期も終わったので、もみは年末まで休んでいただき、きょうからはゼラニウムとのブレンドです。
ティートゥリー(別名 ティーツリーまたはティートリー)のエッセンシャルオイル(精油)は、清潔感あふれるクールな香りで、様々な用途に役立ってくれます。
アロマセラピーにおいては、ラベンダーと並んで最も良く使われる極めて重要なエッセンシャルオイルです。エッセンシャルオイルの原料となるティートゥリーの葉は、優れた特性を持つことから、原産地、オーストラリアの原住民、アボリジニに古くから利用されてきたことでも有名です。
ゼラニウムもちょっとおさらいしておきましょう。
ゼラニウムは、ほのかに甘く少しローズに似た芳香の中に、ミントのような香りを含んでいるのが特徴です。「ローズゼラニウム」の別名を持ち、ゲラニオールなどローズと共通の成分を含んでいます。香りもローズに似ていると良く言われますが、実際の香りはそれほど似ているというわけではありません(ローズ・オットーにはやや似ていますが、ローズ・アブソリュートとはかなり離れた香りです)。
ですが、ゼラニウムはその香りと働きの両面において、ローズと同様に、女性を魅了し、女性に役立つ特性を多く持つエッセンシャルオイルです。香りの好き嫌いについても、男女間で大きく分かれる傾向にあります。
ゼラニウムは、女性が気分が落ち込んだり、イライラした場合に最初に試してみる価値があるエッセンシャルオイルと言えます。ゼラニウムには不安定な気持ちや気分の落ち込みを和らげ、心を明るく高揚させる働きがあると言われており、バランスを回復して穏やかな気持ちを蘇らせてくれます。ゼラニウムは、更年の女性や周期的に香りの支えが欲しくなる女性には、心強い味方になってくれる香りです。
過去の嫌な思い出に取り付かれて不安定になっている時や、感情の起伏が激しいときにも同様に助けになってくれるエッセンシャルオイルです。
あいにくの雨の月曜日ですが、机の周りを整理したり、あたらしい仕事を始めたりいよいよ新年度も本番です。
クリニックでも少しずつ模様替えをしてみなさまを新しい気持ちでお迎えいたします。