2015.01.01
新年、あけましておめでとうございます
今年も、みなささまがリラックス出来る環境で診察を受けていただけるよう、いろいろな香りでお迎えしたいと思います。
新年、クリニックに診療は1月5日からなので、今日はアロマセラピーについて書いてみます。
アロマセラピーとは精油(エッセンシャルオイル)や植物由来の香りを用いて、心身の健康やリラクゼション、ストレスの解消などを目的としておこなわれる療法の事です。
最近はこれを一歩すすめて、患者さんの病気の治療や予防にも積極的に用いていこうという、メディカルアロマセラピーという分野も徐々に発展してきています。いろいろは治療の補完または代替医療として積極的にアロマを治療に用いる事もあります。
精油の利用方法としては、精油を使った芳香浴、吸入、全身浴、部分浴、精油の塗布、精油を植物油で希釈して行うオイル・マッサージ、精油の内服などもあります。
現在、クリニックで用いているアロマはこの芳香浴にあたります。
医療で用いられるアロマセラピーの例をあげてみますと、
1)産科において、妊娠線予防オイルの使用、陣痛緩和ケア、陣痛増強作用を用いた治療、分娩後のリラックス、リフレッシュ、 赤ちゃんのベビーマッサージにも用いられているようです。
2)婦人科領域では、更年期障害の時のホットフラッシュや足の疲れ、浮腫、不眠やイライラなどにも利用されています。
3)内科では血糖コントロールが上手くいかない患者さんへアカマツやホホバオイルを用いたマッサージやラベンダーの鎮静作用 を用いる事で効果を出しているようです。 他にも、高血圧の方に当院でも使用しているゼラニウムに含まれるモノテルペンアルコールのシトロネロールヤゲラニオール の降圧作用を利用する療法も行われています。
4)皮膚科領域では、アトピー性皮膚炎や、一般的には水虫と言われている白癬にも用いられているようです。
今年も、いろいろな新しい香りでみなさまに心地よい時間を過ごしていただけるようスタッフ一同がんばりますので、よろしくお願いいたします。